運送業における環境と安全への取り組み〜事故ゼロと持続可能な物流を目指して〜
私たち運送業は、社会インフラの一翼を担う重要な役割を果たしています。その中で「安全」と「環境保全」は、業務の根幹をなす最重要課題です。事故の未然防止、従業員の健康管理、エコドライブによる環境負荷の軽減は、すべて信頼される企業活動に欠かせない要素です。
■ 事故防止への取り組み
定期的な安全教育・運転研修の実施:全ドライバーを対象に、交通ルールの再確認や事故事例の共有、安全運転技術の向上を目的とした研修を継続的に実施しています。
車両点検・整備の徹底:出発前点検の義務化と定期的な整備を行い、車両トラブルによる事故リスクを未然に防止します。
デジタコ・ドラレコの活用:運転状況を記録・分析することで、ヒヤリハットの把握と改善指導につなげています。
■ 安全マネジメント体制
安全管理責任者の配置:各拠点に安全管理責任者を配置し、安全対策の計画立案・実施・評価・改善をPDCAサイクルで行っています。
リスクアセスメントの導入:運行ルートや作業工程に潜むリスクを洗い出し、対策を講じることで予防的な安全確保を実現しています。
メンタル・健康管理の強化:ドライバーのコンディションが安全運転に直結することを踏まえ、健康診断やストレスチェック、相談体制を整備しています。
■ 環境への配慮
エコドライブの推進:無駄なアイドリングの削減、急加速・急ブレーキの抑制など、燃費向上とCO₂削減に努めています。
低公害車両の導入:ハイブリッド車やEVトラックの導入など、環境負荷を低減する車両への転換を進めています。
廃棄物の適正処理と資源リサイクル:オイルやタイヤ等の廃材処理にも責任を持ち、リサイクル可能な資源の分別・再利用を行っています。
■ 最後に
私たちは「人命最優先」を基本に、全ての関係者が安心・安全に関わることのできる運送業を目指しています。これからも、社員一人ひとりが安全意識を高く持ち、継続的な改善と社会貢献に努めてまいります。


環境と安全

弊社は公益社団法人全日本トラック協会よりGマーク安全性(優良事業所認定証)の認定をされていますGマークとは公益社団法人全日本トラック協会は、 トラック運送事業者の交通安全対策などへの事業所単位での取り組みを評価し、 一定の基準をクリアした事業所を認定する貨物自動車運送事業安全性評価事業を実施しています。この貨物自動車運送事業安全性評価事業は、利用者がより安全性の高い事業者を選びやすくするとともに、...

 平成18年10月から貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律が施行され、トラック事業者の経営トップから現場の運転者まで一丸となって安全性の向上を図り、企業全体に安全意識を浸透させる「運輸安全マネジメント」が導入されています。すべての事業者が安全性向上のための計画を作成して実施し、その効果を評価し、改善ポイントを整理しさらに改善計画を実施するという取り組みを行い、常に輸送の安全のレベルアップを図ろ...

事業用自動車事故防止コンクールとは、貸切バスの他、トラックやタクシーそれぞれの事業用自動車関係団体が一致団結し、交通安全意識のさらなる向上と安全運転の徹底、交通事故防止を目的に開催されているものです。スローガンとしては、「プロドライバーとしての模範運転を示そう」「適切な運行管理で事故防止に努めよう」を掲げています。

「脱炭素取組宣言」とは、企業や自治体、団体などが、自らの活動において温室効果ガスの排出を抑え、カーボンニュートラル(脱炭素)を目指すことを公に表明するものです。これは、気候変動対策の一環として進められており、持続可能な社会の実現を目指す動きの中で、非常に重要な取り組みです。脱炭素取組宣言の取組