海上コンテナのドライバー(海コンドライバー)の仕事内容や給料を解説!必要な資格や免許は?

海上コンテナのドライバー(海コンドライバー)の仕事内容や給料を解説!必要な資格や免許は?

ドライバーという職業の中でも、海上コンテナのドライバー(海コンドライバー)は特殊なイメージがありますが、島国の貿易立国である日本においてなくてはならない職業の1つでもあります。

 

ここでは、知っているようで知らない海コンドライバーの仕事内容や給料相場、必要な資格や免許などを解説し、海コンドライバーの魅力について深めていきましょう。

 

  1. 海コンドライバーの仕事内容とは?
  2. 海コンドライバーの主な仕事内容は、どのようなものなのでしょうか。他のドライバーとの違いについても比較しながら解説します。
    • 海上コンテナを輸送する運転手
    • 海コンドライバーとは、国内に流通している海上コンテナを運ぶドライバーのことを指します。海上コンテナは国内輸送で利用されることもありますが、海外との輸出入による物流がメインです。専用のトレーラーに乗り、港湾と荷受人または荷主間へコンテナを配送します。
    • 手積み・手降ろしがなく運転メインの業務
    • 海コンドライバーの特徴として「コンテナを指定先へ配送する」という業務に特化している点が挙げられます。ルート配送やメーカー配送、その他国内物流ドライバーにありがちな手積み・手降ろしの作業が発生せず、貨物の積み降し中は基本的に待機となります。
       

      待機時間は港湾の埠頭でも発生することが多く、業務内の待機時間は長めです。基本的に最寄りの港湾への配送がメインです。港近くに倉庫を設けている企業も多いため、運転距離も比較的短距離となります。

       

      海コンの運転手は、ドライバーの中でも重労働が少なく、肉体的な負担の少ない職種であるといえるでしょう。

       

  3. 海コンドライバーの給料はどのくらい?
  4. 次に、気になる海コンドライバーの平均的な給料や年収相場についても見てみましょう。
    • 給料は30~40万、年収相場は400~500万
    • 海コンドライバーの平均給料は歩合制かそうでないかによっても違いますが、およそ30~40万、年収相場は400~500万ほどとなります。歩合や各種手当が付与された場合、600万を超える場合もあります。
    • 大型トラック運転手よりやや低めだが労働条件は良い
    • 歩合の有無、車両持ちかそうでないか、距離の長短などによっても違いますが、海コンドライバーは大型長距離トラックドライバーよりはやや低め、その他中型、中距離ドライバーよりは高めといった印象です。
       

      しかし、徹夜での走行や手積み・手降ろしの作業がないことを考えると労働条件はかなり良く、相対的にドライバーとして高収入の職種に分類されるといえるでしょう。

       

  5. どうすれば海コンドライバーになれる?
  6. ドライバーの中でも高収入で、労働条件も良い海コンドライバーになるためには、どのような資格や免許が必要なのでしょうか。
    • 大型とけん引免許の取得が必要
    • 海上コンテナのサイズは2種類あり、小さいもので20フィート(長さおよそ6メートル)、大きなものは倍の40フィートあり、運転には大型免許が必要です。さらに、コンテナ部分は切り離し可能なトレーラーに乗せるため、けん引免許も必要となります。業務上フォークリフトの免許もあると有利ですが、必須ではありません。
    • 経験者優遇だが、免許があれば応募可能な求人も
    • 他の職種と同様に、海コンドライバーも基本的には経験者優遇です。しかし、大型免許とけん引免許を所持していれば、未経験で応募できる求人もあります。
       

      海コンドライバー以外のトラックドライバーを募集している運送会社もあるため、中型などのドライバー経験があり、現在免許取得中であることをアピールすれば、最初は4tドライバーなどから始めて、免許取得後に海コンドライバーとして働ける可能性もゼロではないでしょう。

       

  7. 海コンドライバーの求人状況は?
  8. 海コンドライバーの求人状況について解説します。
    • 業界全体が人手不足で需要が見込まれる
    • トラック業界全体が人手不足となっているなか、海コンドライバーも例に漏れず、慢性的な人手不足の状況を抱えています。経験豊かなドライバーの高齢化が進み、少子化によってドライバーのなり手が減少しつつあることに加えて、物量は増加傾向にあるためです。
       

      経験が少なくても、業務のノウハウについて先輩から指導を受けながらすぐに働ける環境が整っており、働いた年数だけキャリアとなって、長く働くことができるのです。

       

    • 好待遇を望むなら大手運送会社への応募がおすすめ
    • 労働条件が悪く、肉体的にハードなドライバー業もありますが、貨物のけん引に特化している海コンドライバーは長距離トラックなどに比べると拘束時間も短く、働きやすい職種です。給与や福利厚生といった待遇は企業規模が大きくなるほど良い傾向にあるため、業界大手への就職がおすすめです。
       

      藤木グループの運送会社である「シーガルエクスプレス」では、トレーラー運転手を募集しています。「海コンドライバーとして働いてみたい」「免許は持っているがトレーラーは未経験」といった方は、ぜひご応募ください。